「かわいい」という感情は優越感からくるものであり、
優越感は相手が弱者であることからくるものである。
「かわいい」と感じるような雌を、
配偶者として選ぶ雄は、
繁殖システム、およびそれにまつわるプロセスにおいて、
異常と欠陥をきたしていると言わざるを得ない。
「ペット動物の幼獣化」というものがある。
成熟するまで、ペットとして育てられたイヌ・ネコのような動物は、
そうでなかった同種とくらべて、
顔のバランス、しぐさなどに、
幼児期の特徴を色濃く残す傾向にあるという。
「かわいくなる」というのは、
自立していない、あるいは、自立する気のない生物にとっては、
有効な生存戦略であるのかもしれない。